二十年来の戦友。
二十年来の戦友が退院してきました。
風貌や顔色には、激戦をくぐり抜けた風格が感じられるようになりましたが、足腰にはかなりのダメージを受けており、遂にドック入りとなりました。

そう、二十年来いっしょにやって来た靴のお話です(笑)。E*****G****という英国のメーカーの靴なのですが、このメーカーの靴には珍しく、マッケイ製法といってアッパーと靴底が直接縫われている靴なのです。踵はだいぶ磨り減り、靴底が擦り切れて穴が開き、縫い目も見えてきてしまっておりましたから、オールソールと言われる靴底の総交換を考えていたのですが、製法が上記の方法なので靴底の総交換はそう何度もはできません。そのため今回は、ハーフラバーソールという、ラバーを靴底に貼り付けて、踵だけ交換するということでやり過ごすことにしました。
修理は、革靴のリペアでは全国的に著名な、U.Wさんにお願いしました。実は、十年ほど前に、国内靴リペアの牽引車でありながらも、店舗は渋谷に一つだけで今ほど有名ではなかった頃に、この靴のつま先の補修と踵の交換をして頂いているのです。

昔から、丁寧なお仕事ぶりで有名なお店でしたが、その技術は更に洗練され、エッジなどの細部の仕上げも、新品のようでありながらアッパーの風貌にマッチしていて、流石と思わせられてしまいます。
これでまた、私の足を守って何年も頑張ってくれることと思います。
今回、U.Wさんに修理をお願いしたのは、そのお仕事ぶりや以前お願いしていたことも勿論大きいのですが、お取り扱いのこの踵を着けたかったのです。

その名も、Cat's Paw(猫の手)。
猫好きならば、踵はやっぱりコレでしょう!クラシック・スタイルと猫はベストマッチングなのです!!
風貌や顔色には、激戦をくぐり抜けた風格が感じられるようになりましたが、足腰にはかなりのダメージを受けており、遂にドック入りとなりました。

そう、二十年来いっしょにやって来た靴のお話です(笑)。E*****G****という英国のメーカーの靴なのですが、このメーカーの靴には珍しく、マッケイ製法といってアッパーと靴底が直接縫われている靴なのです。踵はだいぶ磨り減り、靴底が擦り切れて穴が開き、縫い目も見えてきてしまっておりましたから、オールソールと言われる靴底の総交換を考えていたのですが、製法が上記の方法なので靴底の総交換はそう何度もはできません。そのため今回は、ハーフラバーソールという、ラバーを靴底に貼り付けて、踵だけ交換するということでやり過ごすことにしました。
修理は、革靴のリペアでは全国的に著名な、U.Wさんにお願いしました。実は、十年ほど前に、国内靴リペアの牽引車でありながらも、店舗は渋谷に一つだけで今ほど有名ではなかった頃に、この靴のつま先の補修と踵の交換をして頂いているのです。

昔から、丁寧なお仕事ぶりで有名なお店でしたが、その技術は更に洗練され、エッジなどの細部の仕上げも、新品のようでありながらアッパーの風貌にマッチしていて、流石と思わせられてしまいます。
これでまた、私の足を守って何年も頑張ってくれることと思います。
今回、U.Wさんに修理をお願いしたのは、そのお仕事ぶりや以前お願いしていたことも勿論大きいのですが、お取り扱いのこの踵を着けたかったのです。

その名も、Cat's Paw(猫の手)。
猫好きならば、踵はやっぱりコレでしょう!クラシック・スタイルと猫はベストマッチングなのです!!
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ファッションショーと日本の未来。
友人のO氏は、本当の意味でマルチな才人です。日本を代表するCGクリエイターであり、日本最大のスーパーカークラブのお世話役であり、そして、早稲田大学理工学術院の表現工学科客員教授でもあります。
そんなO氏の研究室が、研究発表として大隈講堂でファッションショーをすることになり、ご招待を頂きました。大学のイベントと侮るなかれ、オンワードホールディングスのCEOと早稲田大学総長の対談イベントに司会進行は八木亜希子女史、研究発表のショーの後には、オンワードのiCB、JOSEPHブランドのショーもあるという豪華版でした。

Photo (c)sanspo.com
研究発表のショーは、エンターテイメントをエンジニアリングで想像する、というテーマで、コンピュータで作ったデータをS精機のホールガーメントで縫製し、日本画をCGにしてバックの画像として使い、やはりコンピュータでデータ入力して作った曲を三味線奏者が生演奏するという、凝り方もパブリックアドレスも後のプロのショーに全くひけをとらない内容でした。
あまり明るい話題の無い昨今の日本で、こういう若い才能の芽を見ると、我が国もまだまだ捨てたもんじゃないと思います。技術立国日本の未来の芽を育てるO氏は、やっぱりたいした人です。
おかげさまで、実りある誕生日となりました(笑)。
そんなO氏の研究室が、研究発表として大隈講堂でファッションショーをすることになり、ご招待を頂きました。大学のイベントと侮るなかれ、オンワードホールディングスのCEOと早稲田大学総長の対談イベントに司会進行は八木亜希子女史、研究発表のショーの後には、オンワードのiCB、JOSEPHブランドのショーもあるという豪華版でした。

Photo (c)sanspo.com
研究発表のショーは、エンターテイメントをエンジニアリングで想像する、というテーマで、コンピュータで作ったデータをS精機のホールガーメントで縫製し、日本画をCGにしてバックの画像として使い、やはりコンピュータでデータ入力して作った曲を三味線奏者が生演奏するという、凝り方もパブリックアドレスも後のプロのショーに全くひけをとらない内容でした。
あまり明るい話題の無い昨今の日本で、こういう若い才能の芽を見ると、我が国もまだまだ捨てたもんじゃないと思います。技術立国日本の未来の芽を育てるO氏は、やっぱりたいした人です。
おかげさまで、実りある誕生日となりました(笑)。
セパレーツな休日。
私の場合、休日の外出でタイドアップ、つまりタイを締めることが多いのです。特別な用事でなくても、パートナーとショッピングや食事、お茶に出かける時は、やはり素敵に装いたいものだからです。
カジュアルにタイドアップする場合に、すぐ想像するのはセパレーツ・スタイルですが、私のお気に入りはネイビー・ブレザー、いわゆる紺ブレです。夏は薄手のややざっくりとしたサマーウール、冬はカシミアやフランネルの生地を愛用しています。スタイルは六つ釦二つ掛けのダブルブレステッドで釦はブラス、胸のエンブレムは付けません。
シャツは、カッタウェイ或いはボタンダウンで色はプレーン、柄の場合はあっさりとしたストライプかチェックで。袖先は2つ釦のバレルカフ。
タイは、我が家の紋章をあしらったタイを締めます。一般に、紋章をあしらったタイをクレストタイと呼びますが、クレストとは兜飾りのことで正確には紋章ではありませんが、昨今では総称してクレストタイと呼ばれているようです。幸い、私の家は元士族で、瓦解の折にご先祖(笑)が作った紋章がありますので、それを絹織物に起こしてタイにしています。気分によっては同柄のボウタイを結ぶこともあります。
トラウザースは、夏はオフホワイトのサマーウール、冬にはホワイトフランネルを合わせています。ホーズはリブ入りのプレーンかアーガイル。靴は、白と黒のコンビネーション・フルブローグで、この下半身のコーディネイトは日本ではやや人目を引きますが、私はネイビーブレザーには白のボトムが大好きなのです。これが、あまり人目を引かず、さりげなく装えるようになったら、私の装いも完成の域となるのでしょう(笑)。
セパレーツのブレザースタイルというと、若者のユニフォームのようなイメージがありますが、私はこのスタイルこそ年配の方が素敵だと思っています。スーツの装いに無い柔らかなイメージが、完成の域に入った年齢の男性にとてもよく似合うと思います。日本ではあまり見かけませんが、もっとたくさんの先輩達に見直して欲しいと思います。
夏はパナマ、冬はフェードラを合わせて、さぁ、楽しい休日のお出かけです!
カジュアルにタイドアップする場合に、すぐ想像するのはセパレーツ・スタイルですが、私のお気に入りはネイビー・ブレザー、いわゆる紺ブレです。夏は薄手のややざっくりとしたサマーウール、冬はカシミアやフランネルの生地を愛用しています。スタイルは六つ釦二つ掛けのダブルブレステッドで釦はブラス、胸のエンブレムは付けません。
シャツは、カッタウェイ或いはボタンダウンで色はプレーン、柄の場合はあっさりとしたストライプかチェックで。袖先は2つ釦のバレルカフ。
タイは、我が家の紋章をあしらったタイを締めます。一般に、紋章をあしらったタイをクレストタイと呼びますが、クレストとは兜飾りのことで正確には紋章ではありませんが、昨今では総称してクレストタイと呼ばれているようです。幸い、私の家は元士族で、瓦解の折にご先祖(笑)が作った紋章がありますので、それを絹織物に起こしてタイにしています。気分によっては同柄のボウタイを結ぶこともあります。
トラウザースは、夏はオフホワイトのサマーウール、冬にはホワイトフランネルを合わせています。ホーズはリブ入りのプレーンかアーガイル。靴は、白と黒のコンビネーション・フルブローグで、この下半身のコーディネイトは日本ではやや人目を引きますが、私はネイビーブレザーには白のボトムが大好きなのです。これが、あまり人目を引かず、さりげなく装えるようになったら、私の装いも完成の域となるのでしょう(笑)。
セパレーツのブレザースタイルというと、若者のユニフォームのようなイメージがありますが、私はこのスタイルこそ年配の方が素敵だと思っています。スーツの装いに無い柔らかなイメージが、完成の域に入った年齢の男性にとてもよく似合うと思います。日本ではあまり見かけませんが、もっとたくさんの先輩達に見直して欲しいと思います。
夏はパナマ、冬はフェードラを合わせて、さぁ、楽しい休日のお出かけです!