青と赤、オンとオフ。
私の場合、スーツを着用する際のシャツはブルー系が多いのです。濃紺系のスーツが多いということもありますが、個人的に淡いブルーでストライプ柄のファインポプリンが好きなのです。スーツの上着に袖を通す前にブルーのシャツを身に着けると、なんとなく清々しい、颯爽とした気持ちになるのです。ダークスーツに淡いブルーのシャツ、ジャカードのタイ、黒のオックスフォードシューズに中折れ帽子というのが、私が一番愛するスーツの装いです。
ネクタイを締めない時、つまりカジュアルの場合も、ポロシャツやTシャツよりも所謂ドレスシャツとかYシャツとよばれる形のシャツを着るのが好きです。加えて言うなら、半袖よりも長袖の袖をまくる方が好きですね。袖を通した時のひんやりした感じ、着る時と脱ぐ時の身体への馴染みの違い、その日の行動や生活に合わせて馴染んでゆく感じが好きなのです。また、メンテナンスの過程で生地が段々と柔らかくなっていく感じもいいですね。人間と同じように、生まれて育って成熟して老いていくように思えるのです。
とは言え、タイを締める際とカジュアルの時では、着方も違いますしメンテナンスの頻度も違います。ジーンズにカフリンクスもないですから(笑)、当然シャツのディテールや生地の種類も違ってきます。私の場合、袖口はシングルカフの2ボタンバレル、襟はボタンダウンかスーツに合わせる襟よりもやや襟腰の低いイングリッシュスプレッドにしています。生地は、細糸織りでないごく普通のポプリンか、ノーマル或いはピンポイントのオックスフォードがメインで、たまに良い生地が見つかると麻なども仕立てます。
カラーは赤系ですが、ほんとの赤だと小説「坊ちゃん」の赤シャツになってしまいますので、淡いピンクが多いですね。特に淡いコーラルピンクが好きなので、無地や白地にチェック、ストライプのオックスフォードは殆どこの色です。白地にストライプやチェックのポプリンは、バーガンディやマルーンの臙脂系もよく着ています。
スーツ着用時のシャツが青系だから、カジュアルは対比させて赤系ということも無論ありますが、主たる理由はそうではなくて、お世話になっている生地屋さんにあります。本サイトのコンテンツでも述べましたが、私のシャツの生地は、英国のランカシャー州で三代続く老舗の生地屋さんから分けて頂いています。この生地屋さんのシャツ生地は、世界中の超長綿の産地から特に高品質なものを集め、細番手の糸も薬品で溶かすのではなく撚って作り、昔ながらの伝統的な方法で織られているのです。そのため、生地の打ち込みが非常に密で、ゆっくりとした素晴らしい経年変化をするのです。ランカシャーというのは現在は地域名ですが、ランカスター家の領土という意味もあり、ランカスター家とは無論薔薇戦争で著名な、あの赤薔薇のランカスター家です。
私は、この時代に古典的な製法を守り続け、素晴らしいシャツ生地を提供してくれる生地屋さんに敬意を表し、またその末永い存続を願って、カジュアルシャツの生地はランカシャー州とランカスター家の象徴である赤系にしているのです。
ネクタイを締めない時、つまりカジュアルの場合も、ポロシャツやTシャツよりも所謂ドレスシャツとかYシャツとよばれる形のシャツを着るのが好きです。加えて言うなら、半袖よりも長袖の袖をまくる方が好きですね。袖を通した時のひんやりした感じ、着る時と脱ぐ時の身体への馴染みの違い、その日の行動や生活に合わせて馴染んでゆく感じが好きなのです。また、メンテナンスの過程で生地が段々と柔らかくなっていく感じもいいですね。人間と同じように、生まれて育って成熟して老いていくように思えるのです。
とは言え、タイを締める際とカジュアルの時では、着方も違いますしメンテナンスの頻度も違います。ジーンズにカフリンクスもないですから(笑)、当然シャツのディテールや生地の種類も違ってきます。私の場合、袖口はシングルカフの2ボタンバレル、襟はボタンダウンかスーツに合わせる襟よりもやや襟腰の低いイングリッシュスプレッドにしています。生地は、細糸織りでないごく普通のポプリンか、ノーマル或いはピンポイントのオックスフォードがメインで、たまに良い生地が見つかると麻なども仕立てます。
カラーは赤系ですが、ほんとの赤だと小説「坊ちゃん」の赤シャツになってしまいますので、淡いピンクが多いですね。特に淡いコーラルピンクが好きなので、無地や白地にチェック、ストライプのオックスフォードは殆どこの色です。白地にストライプやチェックのポプリンは、バーガンディやマルーンの臙脂系もよく着ています。
スーツ着用時のシャツが青系だから、カジュアルは対比させて赤系ということも無論ありますが、主たる理由はそうではなくて、お世話になっている生地屋さんにあります。本サイトのコンテンツでも述べましたが、私のシャツの生地は、英国のランカシャー州で三代続く老舗の生地屋さんから分けて頂いています。この生地屋さんのシャツ生地は、世界中の超長綿の産地から特に高品質なものを集め、細番手の糸も薬品で溶かすのではなく撚って作り、昔ながらの伝統的な方法で織られているのです。そのため、生地の打ち込みが非常に密で、ゆっくりとした素晴らしい経年変化をするのです。ランカシャーというのは現在は地域名ですが、ランカスター家の領土という意味もあり、ランカスター家とは無論薔薇戦争で著名な、あの赤薔薇のランカスター家です。
私は、この時代に古典的な製法を守り続け、素晴らしいシャツ生地を提供してくれる生地屋さんに敬意を表し、またその末永い存続を願って、カジュアルシャツの生地はランカシャー州とランカスター家の象徴である赤系にしているのです。
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