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蝶ネクタイは結ぶもの。

日本で蝶ネクタイと呼ばれているものは、正式にはボウタイ(BowTie)という名称です。結び上がりが蝶の羽根の形に似ているフォーマル用のものには、バタフライ(蝶)のサブネームを持つ形がありますが、日本ではかつて、一般的に蝶ネクタイを締める場は、フォーマルシーンが殆どでしたから、ボウタイ=バタフライになってしまって、和訳して蝶ネクタイとか蝶タイと呼ばれるようになったのでしょう。

このボウタイ、蝶の形に出来上がっていて、ベルトを首に回して、蝶の形の結びの根本にホックで引っ掛けて装うもの(メイドアップタイとかメイドアップボウといいます)、と思っている方が多くいらっしゃるのにはショックでした。

ボウタイも結ぶものです。この、メイドアップタイを使う習慣は、もうやめて頂きたいものです。そのくらい、出来合いのボウタイは無様なものだと思います。日本の或る著名なテーラーさんは、男性のワードローブには、チョークストライプのフランネルのダークスーツとネイビーのブレザーは必ず無くてはならないと法律化して欲しい(笑)とおっしゃっています。私もこれには大賛成ですが、それ以上にボウタイを結べない人はボウタイをしてはいけない、またボウタイを必要とする服装をしてもいけない、という決まりこそ法律化して欲しいと強く強く思っております(笑)。

bow.jpg

考えてもご覧になってみて下さい。ホワイトタイやブラックタイの夜会服は、男性の装いの中でも最もドレッシーでエレガントなものです。その装いの要とも言える部分に、ホックで引っ掛ける形の悪いボウタイがあるなどとは、嘆かわしくて泣きたくなるというものではありませんか。

民間放送のと或る局で、指揮者を目指す男の子とピアニストを目指す女の子を主役に、彼らの青春を描いた人気ドラマがありました。ややもすると堅苦しくなるクラシック音楽の何曲かを親しみやすくしてくれて、回を追う毎に指揮姿がサマになってくる端整なマスクの俳優さんと天才的で変態(笑)なピアニストを演じる女優さんの演技を、私もとても楽しませてもらいました。

ただ一点!指揮姿のテールコートの襟元が!!!やはり、この無様な引っ掛けの出来合いボウタイでした。設定によると、由緒ある財閥直系の母と、国際的ピアニストの父の間に生まれ、少年時代を欧州で過ごしたという主人公が、ボウタイを結べないなんてちょっと考えられませんもの。おそらく、製作スタッフにフォーマルウェアに詳しい方がいらっしゃらなかったのでしょうが、折角のいい筋立ても、ヨーロッパのコンサートホールの重厚さも、指揮台に立つ指揮者の襟元が映ると興ざめしてしまいます。映画化が進んでいるというお話ですので、映画ではしっかりと「結ばれた」白いタイを見たいものです。演じる端整な俳優さんには、とてもお似合いになることでしょう。

フォーマルのイメージが強いボウタイですが、スーツやセパレーツに合わせる柄物もあり、結び下げのネクタイと同様に装っても構いません。アメリカン・キャンパススタイルや、ジーンズ+ジャケットの装いにも、カラフルなボウタイはよく合います。春たけなわを迎えるこれからのシーズンには、その若々しい感じがとてもいいと思います。また、欧州では、老齢の学者さんがツイードの服などに合わせたりしていますが、これも素敵ですね。威厳ある雰囲気が堅苦しくなり過ぎず、適度に優しく柔らかいイメージになります。

皆さんも、是非ボウタイの結び方を覚えられて、装いを楽しまれて頂きたいと心から思います。因みに、きちんと結ばれたボウタイは、外す所作もなかなか粋なものですよ。
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