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湯治と蕎麦。

私の親しい友人や知人の方達は既にご存じのことですが、今年は春から色々とトラブルがあいつぎ、猛烈な多忙を極めている上に、体調を崩しております。私事で恐縮ですが、現時点で今年三回入院しており、既に私の人生の中でも過去に無い年となっております。

精神的にもけっこう参って来ているところですので、健康回復とメンタルのリフレッシュをするために、ちょっと湯治に行って参ることに致しました。私が行く湯治場は、栃木県のNYというところ(ニューヨークではありませんよ・笑)で、日本で一番強い硫黄泉のあるところです。本当に強い温泉なので、弱っている時は長く入浴してはいられないのですが、出たり入ったりしていると、凝りや関節痛をはじめ内臓にも効くようで、ぐっすりと眠れて食欲も増し、元気を取り戻させてくれるのです。

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栃木県のNには、とても美味しい蕎麦があります。Sという蕎麦処ですが、地元の蕎麦の実だけを使い、水車の石臼で挽いた蕎麦粉で打った蕎麦はやや緑色がかっていて、香りも咽喉越しもすばらしいものです。

典型的な吾妻男である私は、蕎麦が大好きです。 子供の頃から、よく食べます。最低でも、月に五回は食べるでしょう。 タネものもいただきますし、蕎麦前(つまみみたいなのでお酒飲むことです)も致しますが、基本的にはもりが好きですね。 あの香りと、しゃきっとした咽喉越しがたまりません。 新蕎麦の季節になると、もう居ても立ってもいられません。

薬味は使わないで食べます。山葵は、手繰る合間に直接ちょっ と舐めて、葱はつゆが気に入った時は、蕎麦湯で割って 飲む時に少しだけ使います。ちなみに、ざる蕎麦といわれる海苔がのっかっているもり蕎麦は嫌いです。せっかくシャキッとした蕎麦の水分を吸ってくっつき、見た目も粋ではありませんし、口の中でも上あごなどに海苔がくっついたりして啜り辛いと思うのです。だいいち、あの清冽で微妙な香りを楽しむ蕎麦に、なぜ海の香りの強い海苔などをのっけるのか理解できません。

最近の東京都心では、蕎麦屋と鮨屋は、やたらと凝ってアレコレ五月蝿くて高い店が目に付きますが、新興のところに美味しいところは殆どありませんね。 蕎麦に気合が入っていてもつゆがダメとか、結局、服装と同じでバランスですか らね、食べものも。 それから、これは鮨屋でもよくあることですが、お年寄りも若い方も、以前よりお酒を呑んでやたらちんだらしてる方が多いですね。どんなに高級になっても、蕎麦も鮨も基本的にはファーストフード。サッと食べたらサッと出る、それが東京人の粋というものです。 はっきり書かせていただきますが、私は蕎麦屋でつゆに蕎麦をどっぷり浸けてかき回す方と、長っ尻をする方は大嫌いです。江戸のファーストフードというものは、蕎麦然り、鮨然り、 天麩羅然りですけれど、出されたらさっさと食べないと不味くなってしまうものが多いですから。それこそ、 振る舞いと、所作が味に影響してしまうということなんですよね。

少々愚痴が多くなりましたでしょうか(笑)?では、ちょっと湯治に行って参ります。
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