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「品」とはどういうものか。

品格という言葉があります。また、上品な人、下品な人、といった言い方があります。皆さんに、「お前自身は、上品な男なのか? 品格のある人間なのか?」と問われれば、残念ながら自信がありません(笑)。
ただ、自分の信ずる或る一点において、下品ではないと思っていますし、常にそれを意識して努力をしています。
その一点とは、一歩仕事場を離れたら、完全にプライベート・モードに切り替えるということです。

寛ぎや酒食の席で、相手の興味や感情に配慮せず、自分の仕事話など延々と話し続けたり、そうした場所を、自分の仕事の利益拡大の場所としか考えずに行動する人間は、最も下品な人種だと思っています。
また、年賀状や暑中見舞いなどの挨拶状に、自分の仕事の内容や実績、主義主張などばかりを細かい文字でびっしりと、それこそ保険屋さんの規約のように書いたりするのも、たいへん下品で失礼な行為だと思っています。
簡単に書かせて頂くと、私が下品な人間だと思う人は、「自分以外の人間と接する機会は販路拡張の場であると考える」人です。そういう人間にだけはなりたくないと思っています。

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ずっと以前、欧州で私がうかがった、或る楽団のパトロンをしておられる富豪の方のお話が、とても印象深く記憶に残っております。
「金は生きる上で不可欠の大切なものだ、だから私は、金がたくさんあればあらゆる意味で豊かな生活ができると思って懸命に努力した結果、現在の経済的成功を築いた。しかし、そうした人生を送って来て、今、私が言えることは、経済的なものは人間の品格のようなものとは相反するということだ。私は私の子供達に幸せになって欲しいと願うが、私のような人間になって欲しくはないと思う。そして彼らも、私を愛しも尊敬もせず、私という人間を必要としていない。彼らが必要としているのは、私でなく私の金だけなのだ。これでも昔、若くて貧しかった頃は、今より少しは品のある男だったんだよ。」
音楽がこの方を感傷的にしたのでしょうか、彼は東洋の一青年の前で目を真っ赤にして、そう話したのでした。演奏会にも、宴の席にも、この方はいつも一人でいらっしゃいました。奥様とはずっと昔に離婚されたそうですが、その彼に挨拶をする人はたくさんいるのですが、会話をされる方は全くといってよいほどいませんでした。

これは、極端な例かもしれません。しかし、今現在の日本は、そうしたものをたくさん内包していると思います。服装とは、自分の周囲の方達への思いやりが必要なものです、と、以前の頁に私は書かせて頂きました。自分だけがよければよい、自分がしたいから勝手にする、というのは「品」のある大人の行為だとは言い難いと思います。だとしたら、クールビズのノータイは本当に環境への配慮なのでしょうか? 誰が涼しいのでしょうか? 国母選手の服装や振る舞いは、何が問題だったのでしょうか? 私は、その答えがそこにあると思えるのです。
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